2005年10月11日

アードマンの倉庫が焼失。

ブリストルにある,アードマンの倉庫が,火災で焼失。。。Creature Comfortsも,Wallace & Gromitも,Rex the Runtも……多くのものが灰になったそうです。(T T)

Aardman props fire probe begins
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/bristol/somerset/4329426.stm

Animation archive up in smoke
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4326624.stm

http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4326624.stmより,
■無事だったものリスト:
・ニック・パークのオスカー像
・フィルムのオリジナルのネガ
・Wallace & Gromitの第1作,A Grand Day Outのロケット(嬉)
・Wallace & Gromitの最新作のセット(別な場所で展示中だったために難を逃れた)

■灰になったものリスト:
・Wallace & Gromitのストーリーボード
・アードマンのオリジナル・キャラクターのセル(多分初期の作品のもの)
・アードマン全作品のアートワークやセット,アーカイヴされたもの

orz。。。。。。。

「形あるものいつかは壊れる」ですが。。。

W & Gの2作目,the Wrong Trousersのストーリーボードが書籍化されたのを持っているのですが(amazon.co.jpでは在庫切れですが,amazon.comやco.ukや古書店で探せば入手できると思います),これがすごくいいのですよ。これももう,現物は灰になってしまったのか。。。

アードマンの作品については,「ハリウッド進出」前のものがまとめられているCracking Animationという大きな本というのがあって(リンク先ではものすごい高値になってますが……あ,ハードカバーの方が安い。これ買って損はしません),これもすごくいいです。

しかしW & Gの書籍,これとかこれ(どちらも映画化されていないストーリーの漫画。おもしろいです)とかさあ,前者はまだしも後者,マーケットプレイスですけど,何でこんなに高いの?

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BBC記事の主要な部分の概略:

Dave Sproxton と幼馴染のPeter Lordによってアードマン・アニメーションズが設立されたのは1976年。以来,Wallace and Gromit, Creature ComfortsやMorphで広く知られるようになったアードマンは,30年にも及ぶ歴史を有する。

しかし月曜の火災により,わずか数時間で,オリジナル・ドローイングや木製のセット,受賞したトロフィーなどが灰燼に帰した。「多くの歴史的なものが燃えてしまったことは非常に悲しいです」と,アードマンの共同設立者のDave Sproxtonは語っている。

アードマンでは,過去の作品のほとんどをその倉庫に保管していた。最も大きな損失は,ニック・パーク直筆のWallace and Gromitのストーリーボードだろう,とSproxton。「それ自体がすばらしいものです。それにあれはマスター自身の手になるものですし。」

しかしすべてが失われたわけではない。「幸いなことに,ニック・パーク自身が作った,A Grand Day Outのロケットは無事でした。」

クレイの人形は崩れてしまうので,撮影終了後には保存されない。一方で,保存しておく価値のあるものはすべて,倉庫に保管されていた。今回,その倉庫で火災が起きたのである。

アードマン社の名前の由来となった,スーパーヒーローのアードマン(BBCテレビの番組のキャラクター:ここに画像があります)のアニメーション・セルも燃えてしまった。

撮影スタジオはブリストル市内の倉庫とは別な場所にあり,今回の火災の影響は受けていない。オリジナルのフィルムやネガはまた別な場所に湿度管理のもとに保管されている。W and Gの最新作,The Curse of the Were-Rabbitのセットも,倉庫から出ていたために無事だった。

……スタジオの歴史についての編年体式の記述の部分を省略……

数年の手伝い期間を経た後に,ニック・パークがスタジオにフルタイムで参加したのは1985年。彼はここで卒業制作のフィルム,A Grand Day Outを製作した。これが「ウォレスとグルミット」のデビューとなった。その後製作されたThe Wrong Trousers (1993) とA Close Shave (1995) は,どちらもオスカーを獲得している。

ピーター・ロードのWat's Pig (1996) ,Peter Peakeの1998 Humdrumも米アカデミー賞にノミネートされている。

Richard GoleszowskiによるRex the Runtは,1998年にBBC TWOで放送開始された。その辛辣なユーモアは,アードマンが大人向けのカートゥーンの製作に乗り出すきっかけとなった。

一方でこのころには,米ドリームワークスとの5本の契約で製作される作品の第1作,Chicken Runの製作が開始。この作品が長編映画第1作だった。また,ネットでの公開の後,BBC Threeで放映されたAngry Kidも最近の作品である。

「なくなってしまったものはなくなってしまったのだから」とスプロクストンは語る。「非常に悲しいことではあるけれども,何とか乗り越えなければ。」

スプロクストンは現在,日本で予定されている展覧会についてどのように建て直し,考え直すべきかを考えることになる。

W & Gの長編第一作がアメリカで好調であるときに,これほどに多くのものが失われたということも,「常軌を逸するほどにアイロニック」であるが,アードマンの歴史は灰になったとしても,その将来はばら色である。

「これから製作するものについては火災の影響はありません。というのは,(シリーズものの)W & Gでも,映画を撮るたびに一からセットを作りますから」とスプロクストンは述べている。

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amazon.co.jpで"Nick Park"で検索すると結果の精度が大変に低いのですが,このリンクなら精度が高いです(アソシエイト・リンクではありません。)

wallace and gromitのDVDは3点出ています。(いずれも品切れですが。。。)

Rex the RuntのDVDもあります。(いずれも品切れですが。。。)私は「うっかり地球消滅」が大好きです。

だらだらした大型ネコや,クソ生意気な鳥が出てくるCreature Comfortは,この作品集に入っているはずです。(日本では「黄色い看板」の消費者金融のCMで使われたので,イメージが……英国では民放でレギュラーで放送されています。)

Wallace and Gromitの最新作については:
http://ch.kitaguni.tv/u/917/todays_news_from_uk/0000266124.html(過去記事)


この記事へのコメント
昨日、録画しておいた、BBC NEWS(NHK BS1放送)をほげーと見てたら、このニュースやってて、目が点になりました…。火事の様子が映ってたんですが、ものすごい勢いで燃えてましたよ…。あんなにひどい燃え方では手の打ちようがないというか。ショックでした。
Morph…(T^T)
Posted by ゲスト at 2005年10月12日 06:04
ガン・パウダー・プロットか,ボンファイアかっていう勢いで燃えてましたよね。。。> Cainさん。

私はオンラインでクリップを見ました。上の本文でリンクした記事の前の記事(火事発生のニュースの記事)からクリップが見られるようになってます。→このページの右上,VIDEOをクリック。

「炎は数マイル先からも見えた」そうです。インタビューに応じているニック・パークは,案外けろっとしているように見えます。
Posted by nofrills at 2005年10月12日 10:57
£4,000 fire fee for Wallace model
Monday, 13 March 2006, 18:07 GMT
http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4802906.stm

火事の原因が配線ミスだったとか、倉庫自体がGrade-II listedだったという記述もある記事です。

保険金は、ウォレスの原型が£4,000、グルミットが£2,000、チキン・ランのパイ製造機が£100,000など。
Posted by nofrills at 2006年03月14日 11:50